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2回の休憩を挟んで、公演時間は3時間強。 2007年の映画では、子供のころから始まったが さすがの美輪さんでも、子役は無理なワケで… パリの下町、路上で歌っていた頃から始まる。 いきなり、客席からピアフを追いかける人達が登場。 役者さんの通る声に驚く。 生きるために歌うのか、歌うために生きるのか その境界線がまだ曖昧なピアフ。 荒削りな懸命さがビシビシ伝わってキマシタ。 が、才能は見る目を持つ人は見逃さない。 ピアフ自身も若い才能を見いだす耳を持ち 段々と歌うために生きることが、明らかに…。 その才能に近寄ってくる多くの人達。 素のピアフを想い、ボロボロになっても最後まで見守る 一握りの人達はいつも温か。 妻子のあるマルセル、20才も年下のテオとの出逢いは 歌の糧となり、命を削ってまで歌うことを選んだピアフらしい。 自分がいなくなると若いテオの技量では、歌の世界で 生き残れないと、亡くなる直前までレッスンする場面… そこまで捨て身になれるものかと。 テオが亡くなったピアフにすがりつくところが一番泣けた。 愛情を全面にだして それぞれの役に笑いを交えてより人間らしく。 洗練されたの舞台装置に照明が映える。 美輪さんの歌は、ピアフよりずっと力強い。 今回印象に残った曲は、愛の讃歌はもちろん 後悔はしていない、またゼロから始まると歌った <NON,JE NE REGRETTE RIEN>邦題は<水に流して>
by maui-j
| 2011-05-29 00:29
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