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双頭の鷲 作:ジャン・コクトー 主演:美輪明宏、木村彰吾 シアター・ドラマシティーにて 毎回、プログラムのデザインも楽しみ。 その構成もよく出来ていて、歴史の背景とか関連の知識とか満載。 今までは明るい色が多かったのだけど、今回は王宮の舞台であって か落ち着いたイメージ。写真はシャーをかけているので、実際は もう少し色が濃い。今までで一番好きなプログラムになる。 キャストはたったの5人。 毎度のことながら、それを補うように舞台美術、コスチュームの 素晴らしいこと。 ドアの閉まる音を聞けば、しっかり造られているのが解る。 衣装デザインは、かのワダエミさん。 後ろ姿まで絵になるようなドレス。扇を振る度にいい香りが漂ってくる ように思えた。男性の軍服も細部に至るまで素晴らしく。 エリザベートの物語。 前知識なく観たけれど、解りやすい舞台だった。 第一幕 沈黙 第二幕 饒舌 第三幕 階段落ち で構成されている。 結婚式当日、夫の国王を目の前で暗殺された<エリザベート> が暗殺を命じられた国王そっくりな<スタニスラス>と出逢う。 が、時間を過ごすうちにお互い惹かれあう。 彼は、<エリザベート>に再び王妃として返り咲くことを勧める。 それは、お互いの愛を貫くことでもある。 エリザベートの周りは策略だらけ。 あれやこれやの行き違いで、彼を自害に追い詰めてしまう。 元々生きることに望みを失っていた<エリザベート>は 咄嗟に彼と共に死を選ぶ。彼の死に際、それをし向ける為に ないことを並べ、彼にナイフを向けさせる…。 とネタばれになってしまうが、あらゆるところで上映させている のでご容赦を…。 大きな歯車にはめ込まれた孤独な者同士。 それぞれの立場、環境で自分ではどうにもならないことばかり。 それを超えさせるのは<無償の愛>。 共有した時間の永さでなく、瞬間的なインスピレーションなのか 出逢うべくして仕向けられた運命…? 相手のことを想うこと…自分が傷ついても、相手に悟られない ように嘘をつく時もある。 <双頭の鷲>は、どちらか片方がなくなると生きていけない。 エリザベートは、もう片方をスタニスラスと想っていたのである。 美輪さん演じる<エリザベート>の細かな感情表現が素晴らしい。 女性というより、<ヒト>を演じている。 警視総監 長谷川初範さんの悪役もさすが。 最期の場面に、不覚にもまた泪が流れる。 想い出すだけでも…感情移入しすぎ(?!) いえいえ、悲しい結末で…というより、ここまで想えることに感動してのこと。 そして、舞台から出てくるオーラのせい。 夢の中の3時間半…至福のトキ。 スタンディング・オベーションと何度も繰り返されるカーテンコール。 唯一の贅沢、美輪さんの舞台は辞められない。 しかし、先日の写真展とのギャップが…。どっちにも惹かれる自分が解らん。
by maui-j
| 2007-05-05 03:53
| 芸
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